- 嘔吐反射を起こしにくく、患者様の負担が少ない
- 精密な補綴物の作製が可能(フィット精度が高い)
- 石膏模型やアナログ作業の省略で時間と手間を短縮
- データ管理・送信が容易で、再製作もスムーズ
- 治療後の変化をデジタルで記録・比較できる
口腔内スキャナー
口腔内スキャナーによる精密な型採り
従来の“型採り”から、次世代の
“光学スキャン”へ導入しています
より快適に、より正確に、再現性の高い補綴治療を実現します
進化したデジタル型採りで、
治療がよりスムーズに
歯科治療の中でも、「型採り」に不安や不快感を持つ方は少なくありません。従来の粘土のような材料を使った印象採得(いんしょうさいとく)は、口を長時間開けたままにしたり、嘔吐反射を引き起こしたりすることがありました。
パール歯科医院では、最新の口腔内スキャナー(光学印象)を導入し、これまでの「型採り」に代わる快適かつ高精度な方法を取り入れています。
高性能カメラによって歯列を高速でスキャンし、3Dデータとして再現。詰め物・被せ物・マウスピース矯正・インプラント補綴など、さまざまな治療に応用できます。
目次
口腔内スキャナーとは?
口腔内スキャナーは、歯の表面を小型のカメラで連続的に撮影し、リアルタイムで3Dデータとして再構成する装置です。粘土のような印象材を使用することなく、スピーディーかつ精密な「デジタル型採り」が可能です。
従来の石膏模型では得られなかった微細な情報も忠実に再現され、補綴物(被せ物・詰め物など)のフィット精度が格段に向上しました。
従来の型採りとの違い
| 比較項目 | 従来の印象材(シリコン等) | 口腔内スキャナー |
|---|---|---|
| 方法 | 粘土のような材料で物理的に型を取る | 高速カメラで歯列を撮影し3D化 |
| 精度 | 担当者の技術や温度・湿度に左右されやすい | 均質で再現性の高いデータ取得が可能 |
| 患者負担 | 嘔吐反射や不快感が出やすい | 嘔吐反射の心配がほぼない |
| 作業時間 | 材料の硬化・石膏注入などで20〜30分以上 | スキャンは5〜10分程度 |
| 技工所へのやり取り | アナログで輸送 | データを即時送信できる |
パール歯科で導入している最新スキャナー
パール歯科医院では、iTero(アイテロ)をはじめとした高精度な光学スキャナーを導入しています。
このiTeroは、マウスピース矯正(インビザライン)やインプラント補綴、セラミック治療などにおいて精密な印象採得を実現できる機種です。スキャンしたデータは即時にクラウドで管理・共有され、技工所やメーカーとの連携もスムーズに行えます。
また、スキャン結果をその場で患者さまと一緒に確認できるため、「治療の見える化」ができ、より納得感のある診療が可能になります。
スキャナーのメリットと限界
- 奥歯の一部や深い部分はスキャンが難しいことがある
- 金属や唾液・血液の反射がスキャン精度に影響する場合がある
- 一部の症例では従来の型採りが必要になることもある(ブリッジ・入れ歯等)
どんな治療で使われているの?
口腔内スキャナーは、次の治療に活用されています。
マウスピース矯正
(インビザライン)
精密な歯列データを元に治療シミュレーション
セラミック治療
被せ物・詰め物の精度と美しさが向上
インプラント補綴
正確なアバットメント設計とスムーズな技工所連携
咬合分析
咬み合わせのバランスを3Dで評価可能
定期管理
過去のスキャンと現在の状態を比較することで、変化の記録も容易に
スキャンの流れ(5〜10分)
歯の表面の汚れを落とし、スキャンしやすい状態にします。
ペン型のカメラをお口の中に挿入し、歯列全体を順にスキャンします。
画面に立体画像が表示され、患者さまもその場で確認できます。
クラウドを通じて、連携先に即座にデータ共有可能です。
デジタルデータをもとに、より精密な詰め物・被せ物を作成します。
よくあるご質問
Q.スキャンは痛いですか?
A.一切痛みはありません。カメラをお口に入れてなぞるだけなので、お子さまや嘔吐反射がある方にも安心して受けていただけます。
Q.どんな治療にも使えますか?
A.ほとんどの補綴治療やマウスピース矯正に対応していますが、義歯や一部のブリッジなどは従来法が適していることもあります。
Q.時間はどれくらいかかりますか?
A.スキャン自体は5〜10分程度です。従来の型採りよりも短時間で済みます。
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